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株式会社岐阜フットボールクラブ 第17期定時株主総会 決算概要および決議の結果について

標記の件につきまして、4月27日(木)に第17期定時株主総会を開き、決算について決議され、承認されましたのでお知らせ致します。

また事業報告の一部をご報告させていただきます。

 

🔳1 会社の現況に関する事項

(1)事業の経過およびその成果

2022年も、依然として新型コロナウイルス感染症「オミクロン株」の猛威が続きました。日々感染者数が増え、1月21日には東京や愛知など13都県に「まん延防止等重点措置」が適用されました。国内に閉塞感が広がる中、スポーツ界では北京冬季五輪が2月4日から、パラリンピックが3月4日からそれぞれ開催し、日本は五輪で過去最多となる18個のメダルを獲得しました。また3月から声出し応援不可などの制約があるものの、プロ野球が観客上限を撤廃し開幕するなど、スポーツ界が徐々にコロナ禍以前の姿を取り戻す動きがでてきました。

サッカー界ではカタールでサッカー・ワールドカップが11月20日に開幕。森保一監督率いる日本は、目標としていた「ベスト8進出」は果たせなかったもののW杯優勝経験のある強豪国を相次いで撃破し、世界の注目の的となり日本中も大いに沸きました。

また29年目のシーズンを迎えたJリーグは、横浜F・マリノスがJ1を制覇。清水エスパルスとジュビロ磐田という古豪クラブがJ2に降格となりました。

J2ではアルビレックス新潟が優勝し2位の横浜FCと共にJ1昇格を決め、FC琉球といわてグルージャ盛岡がJ3リーグへの降格となり、J3リーグではいわきFCが優勝し2位の藤枝MYFCと共にJ2昇格を決めました。

FC岐阜は2度の昇格経験がある経験豊富な三浦俊也氏を新監督に迎えましたが、3月のシーズン開幕から第7節まで2勝1分4敗と波に乗ることができず、クラブはJ2昇格に向けて早めの軌道修正をおこなう必要があると判断。ヘッドコーチを務めていた横山雄次氏が第8節から新監督に就任しました。監督交代後は5勝2分けで7戦負けなしというクラブ新記録を達成し、順位も一時、5位まで浮上しました。またテゲバジャーロ宮崎から移籍してきた藤岡浩介選手が16得点を挙げ得点ランク2位となる活躍をみせたり、8月からは約2年半ぶりに「スタジアム声出し応援」が条件付きで再開されるなど、スタジアムには徐々にコロナ禍前の賑わいが戻ってきました。しかし夏場以降、主力選手の怪我や選手のコロナ感染によりベストメンバーが組めないなど様々な影響もあり、残念ながら敗戦が続き、最終的には10勝7分17敗、第14位でシーズンを終えることとなりました。

結果としてJ2昇格の目標は達成できず、クラブを応援してくださる全ての皆様には大変申し訳なくお詫び申し上げます。

 

運営面では昨年からの新型コロナウイルス感染拡大の影響で、入場制限下であったにも拘わらず、スポンサー企業様によるサンクスマッチイベント、42市町村様によるホームタウンデーイベントへのご協力、またクラブ所属のパフォーマンスチームGGGやグリーンエンジェルズなどの活動、県下のメニューが豊富な屋台村、更には筆頭株主である藤澤様の継続的なご支援でアイドルグループSKE48によるスタジアムイベントなどでスタジアムを大いに盛り上げていただき、平均観客数は昨年の3,505人から4,194人となりJ3リーグ18チーム中で第3位、またJ2リーグのクラブと比較しても中位レベルの平均観客数となりました。これも偏に株主・ファン・サポーター・スポンサー・市町村・応援してくださる全ての皆様の熱いご支援ご声援によるもので、心から厚く御礼申し上げます。

2023シーズンも昨年に引き続き、安心安全なスタジアム運営をおこないながらも、全席声出し応援、観戦者による任意のマスク着用など、徐々にコロナ禍前のスタジアムにあった熱気が戻りつつあります。そのような中、2023年3月12日ホーム開幕戦では前年の平均を大幅に上回る6,733人のお客様にご来場いただくことができました。引き続き「スタジアムはテーマパーク」を合言葉に、ご来場くださる全ての皆様が楽しめるエンターテインメント空間を提供し続けて参ります。

 

トップチーム以外では、FC岐阜SECONDが「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」(栃木国体・第77回国民体育大会「国民体育大会」)に岐阜県代表チームの主体となり出場し、決勝戦まで進出、惜しくも敗戦となりましたが、国体で準優勝という岐阜県のサッカー界にとって明るいニュースを届けてくれました。

 

アカデミーはU-13・U-15・U-18が東海リーグ参入戦を戦うも惜しくも敗退となりましたが、2022年石坂亮人選手(U-15、U-18在籍)のトップ昇格を皮切りに、2023年は岐阜協立大学から横山智也選手(U-15、U-18在籍)、桐蔭横浜大学から羽田一平選手(U-15在籍)がトップチームに加入するなど、着実にトップチームへ選手が昇格できる体制ができてきています。

選手評価制度の確立や最適な組織の構築などを行い、Jリーグが進めるJAQS(Jリーグアカデミークオリティースタンダード)の1つ星基準に満たす要件を整えました。今後もトップチームへ優秀な選手を送り出せるような組織体制を更に整えていきます。

 

スクール(小学生)は生徒獲得の大事な時期である2月3月の卒業入学シーズンにコロナの影響で使用できない会場が発生した為会員獲得が出遅れましたが、各種イベントを開催し最終的に576名と昨対比△29名に留めることができました。スクール活動以外では、岐阜県内の幼稚園・小学校を対象にした巡回サッカー教室を、小学校4回、幼稚園/保育所/認定こども園142回の合計146回実施し、合計参加人数は5,109名を記録しました。

また、大人を対象としたサッカー教室や特別支援学校での交流サッカー教室など様々な取り組みも進めて参りました。今後も一人でも多くの人々がサッカー・スポーツに触れる機会を作り、地域のスポーツ人口の増加に貢献していきたいと考えています。FC岐阜がハブとなって人々のつながりを作り仲間を増やすこともホームタウン活動の役割として、今後も取り組んで参ります。2023シーズンは、FC岐阜に関わる仲間を更に増やしてスクール会員650名の獲得を目指し、積極的に活動して参ります。

 

ホームタウンは、岐阜県をはじめ全42市町村であり、株主・スポンサーをお引き受けいただいております。また、ホームゲームを盛り上げるホームタウンデーでも大変お世話になっております。ホームタウンでの活動としては、地域のお祭り等でのアトラクション運営やサッカー教室などの様々な活動を実施することができ、コロナ禍ではありましたが合計487回の活動で32,325名に参加いただくことができました。また、トップチームの選手が各ホームタウンの応援大使となり市町村のPR活動を行うなど、これからも『みんなのFC岐阜』に向けて、より一層地域の方に喜ばれるホームタウン活動に邁進して参ります。

 

収入面ではJ3降格3年目で引き続きのコロナ禍でチーム成績不振のなかでしたが、ご協賛企業については41増12減、純増29社となり、過去最高の301社を達成し大幅な増収に繋がりました。また、グッズ販売収入についてはユニフォーム販売数が過去2番目となる2,154枚となり、選手グッズや千円自販機も好調で、昨対比114%、15年間で過去最高額となる約81百万円となるなど売上高に貢献しました。売上全体としては877百万円で昨対比116%、126百万円増と大幅な増収着地となりました。

支出面ではJ2昇格を実現するため予算をトップチーム経費に充て、昨対比113%、61百万円増となりました。またコロナ禍3年目でホームタウン活動の再開などの売上増に伴う原価増により売上原価全体としては861百万円で昨対比113%、102百万円の増加となりました。

会社としての最終損益は、当初予算の段階では250百万円の損失見込みでしたが、皆様のご理解とご支援、自助努力による大幅改善により132百万円の最終損失に留めることができました。しかし、純資産残高が毀損するため、期中に大株主の藤澤様からのご厚意により4,000株2億円の大型出資をいただいたおかげで財務面が大きく安定し、昨対比68百万増の約165百万円で着地することができました。この場を借りて藤澤様に厚く御礼申し上げます。

 

主な収入、費用の状況は下記のとおりです。

弊社は今期管理会計を導入し既存の会計を見直し、セクションごとでの収支のバランスを明確化しました。具体的には興行収入、興行原価についてはホームゲームにおける収支、広告料収入、広告料原価についてはスポンサー獲得と継続等にかかる収支とし、その他アカデミー、スクール、ホームタウン活動、ファンクラブ活動等の収支も個別に「見える化」しました。

 

 <興行収入>

 コロナ禍での入場制限下でしたがファン・サポーター・応援してくださる全ての皆様のおかげで平均観客数は昨年平均3,505名から平均4,194名(J3リーグ第3位)となりました。なお、チケット収入は昨対比150%、25百万円増となりました。

 

 <広告料収入>

41増12減で純増29社となりコロナ禍3年目の大変苦しい中、過去最高の301社となりました。なお、看板、ユニフォーム類を昨年比較すると34百万円増となりました。

 

<グッズ販売収入>

新しい様々な取組みの成果もあり、過去最高額の81百万円を記録、前年比で10百万円増での114%の増収となりました。

 

<Jリーグ分配金>

昨年比較で3百万円減、実績29百万円となりました。

 

<トップチーム経費>

2022シーズン、目標であるJ2昇格をするために選手強化費へ積極的に投資しました。

結果、実績506百万円となり前年比61百万円の増加となりました。

 

(2)設備投資等の状況

該当事項はございません。

 

(3)資金調達の状況

7月22日に新株発行を行い、4,000株の増資を行いました。

またその後の12月20日に減資を行い、資本金を50百万円に致しました。

 

(4)対処すべき課題

 チームについて、2023シーズンは1試合毎に全力で戦って、観ていただいているお客様に感動をお届けするというFC岐阜のフットボールスタイルを構築すべくチームスローガンは「MOVE YOUR HEART!」としました。

 

 新監督にはワールドカップのカタール大会で森保監督体制をコーチとして2年間支え、ベスト16に貢献した上野優作氏を招聘し、ヘッドコーチには2022シーズンギラヴァンツ北九州で監督を務めた天野賢一氏、コーチに2022シーズンにFC岐阜で現役を引退した元日本代表の本田拓也氏を迎える万全の体制で臨んでいます。

 

 選手陣については平均年齢が高かった課題を修正すべく、17名がチームを離れる一方で7名の優秀な大卒新人を獲得し、他チームから将来有望な若手選手を含む8名が加入。17名の継続選手と合わせて32名体制で臨んでいます。これにより平均年齢は2.5歳若返り、26.8歳となり、若手・中堅・ベテランの融合した活気あるチームとなっています。

Jリーグは現在ホームグロウン制度の適用を開始しており、地域出身や地域で育った選手の採用促進をしています。FC岐阜は既に4名のホームグロウン選手が在籍していますが、今後も県内各地の小中高や大学、FC岐阜スクール、FC岐阜アカデミーで皆様の期待の元に育った大勢のホームグロウン選手を発掘し指導して参ります。

 

練習場は優秀なホームグロウン選手の輩出には欠かせませんが、スプリンクラー付き、夜間照明付きの専用練習場や、県内遠隔地からでも優秀な選手を獲得できるよう寮施設の確保も課題です。現状は岐阜市内や近郊の施設を時間借りして、毎回転々としている状況で喫緊の課題となっています。

 

経営面での課題として、これまではJリーグの「3期連続赤字でクラブライセンス消滅」というルールがコロナ禍で緩和されていましたが、この第17期からこのルールの適用が再開されました。弊社は現状第18期の収支が厳しいことも踏まえ、第19期には必ず収益を黒字化させなくてはいけません。そのためにも売上高の最大化、売上原価の見直しを図り、黒字体質へ転換させることおよび財務体質の強化が経営課題であると認識しています。 

 

(5)総括

FC岐阜は厳しいコロナ禍でも応援していただける株主、ファン・サポーター、スポンサー、42市町村、その他大勢のステークホルダーの皆様のご期待に応えられるよう、昨シーズン制定しました『私たちは「人づくり」「街づくり」「夢づくり」に貢献し、岐阜で一番愛される集団を目指します』の新ミッションに沿って、積極的に活動して参ります。

トップチームは32名のメンバーに加えて優秀な監督、コーチ陣とスタッフのもと1戦1戦全力で勝利目指して戦って参ります。

 新スローガン「MOVE YOUR HEART!」は、チームとして躍動感のあるフットボールを展開し、アグレッシブにゴールを目指すというコンセプトの下、チーム全員が岐阜の誇りを胸に全てを出し尽くして闘い、FC岐阜に関わるすべての人の心を動かすようなサッカースタイルを確立していくという想いを込めております。大勢の皆様のご来場と多くの企業の皆様にご協賛いただけるようクラブ一丸となって戦って参ります。

今後とも皆様のご支援・ご声援のほどを何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

本日の株主総会において、下記のとおりの役員人事となりましたので、お知らせします。

地位

氏名

選任の種別

重要な兼務の状況

代表取締役

小松 裕志

重任

-

取締役会長

宮田 博之

重任

-

社外取締役

近藤 浩

重任

株式会社文化社 代表取締役会長

社外取締役

松岡 明隆

重任

名古屋テレビ放送株式会社 岐阜支社長

社外取締役

小田 学

新任

株式会社ヒマラヤ 社長室長兼販売本部長

社外監査役

森 進一

重任

一般財団法人岐阜県サッカー協会 副会長

 

社外取締役の株式会社ヒマラヤ代表取締役会長兼社長の小森裕作氏が辞任され、新たに社外取締役として株式会社ヒマラヤ社長室長兼販売本部長の小田学氏が選任され、就任となりました。

 

 

🔳第17期決算(令和4年2月1日から令和5年1月31日まで) <単位:百万円>(百万円未満は切捨て表示)

<損益計算書>

売上高 主な内容 877
売上原価 861
売上総利益 15
販売費及び一般管理費 148
営業損失 ▲133
経常損失 ▲132
当期純損失 ▲132

 

<貸借対照表>

資産  

流動資産

固定資産等

資産合計

474

479

負債

流動負債

固定負債

負債合計

205

108

314

純資産

資本金

資本準備金

その他資本剰余金

利益剰余金

純資産合計

50

368

320

▲573

165

負債・純資産合計

479

 

決議の結果は以下の通りです。

報告事項

報告1 第17期(令和4年2月1日から令和5年1月31日まで)

     事業の内容報告の件

決議事項

第1号議案  第17期計算書類等承認の件

第2号議案  取締役1名選任の件

第1号議案、第2号議案共に、原案通り承認されました。

 

以上