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3/16(日) ツエーゲン金沢戦 試合前コメント

大島 康明 監督

 

- 前節を振り返って

「前半は自分たちのやるべきことをやりましたが、後半は自分たちではなかった。6分間のうちにもっていかれたので、そこのところでまだまだ自分たちがどう振舞うか、自分たちがどうあるべきかを完全に浸透しきれていないものが出たと思っています」

 

- 前半はコンパクトに守備を保っていいカウンターが出せた充実した内容だったと思うが

「前半は少し自分たちの攻撃の時間が長くなると思っていましたが、1点目を取って2点目を取るまでは我々のスタイルが出たかなと思っています。前半そこから一気にこちらが主導権を持って、ボールの主導権は少し渡すけれどゲーム自体の主導権は僕たちが持っているという状況でした。後半から完全にボールの主導権を捨ててしまったのが問題で、点を入れられたことによってゲームの主導権が移りだしてしまって、6分間が起こったと考えています」

 

- 次の金沢は強烈なタレントもいて、点を取ることもだがチーム全体でどれだけ踏ん張れるかがポイントになると思うが

「攻守両面大事ですし、J3の中では選手の層がすごくある相手なので、よりアグレッシブにいきたいと思っています」

 

- 悔しい負けの後にどう振舞うかが大事だと思うが、選手にはどういったところを大事にして戦って欲しいか

「我々が、FC岐阜が何者か、今年の始まりからやってきたものを貫いていく、それが自分たちだというのをもう一回やるというだけだと思います」

 

- 前節は今シーズン初めて先制点をあげて、3点も良い形で取れたが、ポジティブな収穫としてはどう感じているか

「これが勝っていたらすごくいいものが出たと思います。ただこれは結果というものと、自分たちがやってきているものについて、複合的に考えることもありますが、切り離すときもあって、切り離せばすごく選手たちがスムーズになってきているところもあります。ただ選手にも話しましたが、イチゴのショートケーキに例えると、三角の白いスポンジでこれ自体もすごく綺麗に見えますが、最後にイチゴを乗せますよね。このイチゴは結果であって、自分たちがそのイチゴを乗せることですごいとなるわけで、今自分たちはすごく美味しいショートケーキを作ろうとしている。最後にそこが乗るか乗らないかにこだわらないと、自分たちの価値も上がらないとピッチで選手に話しをしました」

 

- 良いサッカーをしても勝つことが大事

「そうですね。それが価値を示すことなので、そこはブレずにやっていこうと思います」

 

 

野澤 陸 選手

 

- 自身として今週はどんなテーマで取り組んでいるか

「最後のゴール前の局面は絶対にやらしてはいけないというところで、前節2点取った中で、後ろが耐え切れずに負けてしまったので、そこは本当に不甲斐ない試合になってしまいました。今週は中4日の練習で、最後のゴール前の一対一の局面を意識してやっています」

 

- 前節の前半はすごく良かったと思うが、選手の感触としてはどうだったか

「前半は前線の選手がすごく頑張ってくれて、自分たち後ろの選手も狙いやすかったですし、すごくコンパクトにプレーできていました。自分たちがフレッシュだったこともありましたが、奪ったボールの最初のパスが繋がってカウンターを撃てたというのは良かったです。後半は疲れもあってなかなか的を絞り切れず、奪ったあとのファーストプレーでミスをしてしまって、相手に流れがいってしまったので、奪ったボールをどう持っていくか、そこは大事だと思います」

 

- 失点が重なった場面でどうするべきだったか、自分の中ではどう捉えているか

「1失点してもまだ2-1でしたし、そこで焦ることなくもう一回自分たちが練習でやってきたものに立ち返ってやれればよかったと思います。相手のウイングが前半は内側に絞ってプレーしていましたが、後半は広がってプレーしていて、そこのウイングの部分にサイドバックがロックされてしまって、自分たちもコンパクトに守備ができなかったという印象があります。チームでこうしていこうとか試合中に発信して、後半の早い時間帯にもう少し修正できたら良かったと思います」

 

- ピッチ上で自分たちで修正する力をもっと高めていかないといけない感じか

「それもありますが、福島さんみたいにはっきりした色があるチームに対して自分たちがそれに合わせすぎるのではなく、自分たちも自分たちなりの色がすごくあるチームだと思うので、自分たちの特徴をもっと活かせるようにできたらと思います」

 

- 結果こそ残念だったが、前節の前半が良かったのは間違いなく、大島監督のサッカーのベースがどんどんできてきている感触はあるか

「大島監督のサッカーを自分たちは自信を持ってやっていますし、大島監督が目指すサッカーができれば自分たちは強いと思いますし、上に行ける自信があります。その中で個々の能力やプレーは自分たちに責任がありますし、最後のゴール前の局面は、どれだけ大島監督に教えてもらっても自分たちの意識で変えるしかないところだと思います。そこは個人の責任として、個人戦術や最後の部分というのはもっと高めていかないといけないと思います」

 

- 金沢にはどんなイメージを持っているか

「金沢は甲府の時にお世話になった監督、コーチ、GKコーチ、あと天野さんがいて、自分の中ではどういうサッカーをしてくるかなんとなく分かっています。フォワードに強烈な外国籍ストライカーがいて、そこの11で勝てればいいですが、まずはチームとして組織として戦って仕事をさせなければ相手の攻撃は半減ぐらいすると思うので、自分のところで仕事をさせないというのは意識していきたいです」

 

- こういう悔しい負けをした後のゲームがすごく大事だと思うが、勝つためにどういったことが大事になるか

「負けた試合は点を簡単に奪われていることが多いですし、FC大阪戦や八戸戦でも決められるところを決められないことが多かったので、両ゴール前を特に意識してプレーしたいと思います」