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2024.07.13 (Sat) 19:00

第21節岐阜メモリアルセンター長良川競技場

FC岐阜
FC岐阜

1

-

1

奈良クラブ
奈良クラブ

1 前半 0

0 後半 1

25分 新垣 貴之

79分 神垣 陸

対戦成績0勝3敗の奈良クラブを迎え
なんとしてもこのカード最初の1勝を

J3第17節Y.S.C.C.横浜戦、第18節ガイナーレ鳥取戦、そして第20節テゲバジャーロ宮崎戦と、アウェイゲームに限って言えば3連勝中のFC岐阜。アウェイで敗れた試合の記録を紐解くと、5月18日に開催された第14節奈良クラブ戦が最後となっている。岐阜が苦しかった時期を象徴する敗戦試合の相手だけに、今節、第21節でなんとしても借りを返したいところだ。

 

過去の対戦成績は岐阜から見て0勝3敗。奈良が昇格してきてJ3で初の顔合わせとなった2023シーズンは奈良に2勝を許し、いわゆるシーズンダブルを食らっている。相性がいいとは言い難いが、いつまでも負けてはいられない。奈良に勝てないジンクスを打破するべく、ホームの後押しを背にチャレンジャーとしてひたむきに闘う必要がある。

 

結果が上向いてきた岐阜だが、ある意味で状況は芳しくない。というのも、警告の累積あるいは前節の退場により、今節は石田崚真と野澤陸が出場停止となるからだ。ディフェンス陣が一度に2人もいなくなるのはレアなケースだが、タイミングが揃ってしまった不運は致し方ない。暫定で指揮を執る天野賢一ヘッドコーチが「競争が必要」と言うように、競争で培ってきた選手層の厚さを活かし、出場機会に飢えている選手の奮起が望まれる。

 

クラブとしてめざすスタイルは第19節ヴァンラーレ八戸戦で表現出来たが、自陣でのボールロストと背後を衝かれての2失点で敗戦。前節は1人退場者を出しながらもPKの1点を死守して勝ったが、まだ暫定新体制となってから内容と結果を両立させた試合がない。前からプレッシャーをかけてボールを奪う守備、最終ラインからボールを動かしていく攻撃で積極的にプレーしながら勝てるかどうかが重要なポイントになる。

 

好材料は田口裕也の好調ぶり。前節、自身初となる10ゴール目を決めて勝負強いところを示している。ここで、8ゴール3アシストの成績を残している藤岡浩介、前節初先発を果たしたイ ヨンジェ、出場機会に飢えている山内寛史といった選手たちが負けじと奮起するようなら、フォワード陣のレベルはさらに上がるはず。ホームゲームらしくアグレッシブに闘って勝利を収め、『HYPER CHANT』を歌い凱歌をあげよう。

(Text by 後藤勝)

PICKUP PLAYER

31

上田 智輝Tomoki UEDA

俊敏な反応とビルドアップが◎
いい立ち位置でシュートに備える

今シーズン加入した上田智輝は昨年までプロキャリア3シーズンのうち2年間を大宮アルディージャ、1年間を藤枝MYFCと、J2で過ごしてきた。身長182cmとゴールキーパーとしては標準的な体格でありながら守備力に不足を感じさせない理由は、相手の攻撃を予測し、いい立ち位置をとった上で、焦って飛び込まず、シュートやクロスに対して出られる準備をしているからだろう。

 

しっかりと相手を見てからリアクションで動くのが上田の信条。上杉哲平GKコーチによる指導の賜物でもあるが、相手に応じて足が出るその俊敏な反応が、Jリーグ水準でのプレーを支えている。

 

もともとは京都サンガF.C.アカデミーの出身。関西学院大学時代にも京都の特別指定選手となっていることも含めた経歴は、足もとの技術を含む基礎能力の高さを裏付ける。大学卒業後は、当時JFLだった奈良クラブでプレー。今節、J3第21節は、古巣のサポーターや関係者に岐阜のホーム用ユニフォームで再会する場でもある。

 

その後、パスワークにこだわった岩瀬健監督が率いていた当時の大宮に加入。2023シーズンは須藤大輔監督率いるボール保持を前面に押し出した藤枝でプレーし、足もとの能力を求められるゴールキーパーとして、一貫したスタイルで経験を重ねてきた。岐阜に加入した今シーズンも、最後尾でビルドアップに関わり、ボールを落ち着かせる役割を果たし、岐阜がめざすスタイルの構築に貢献してきた。

 

茂木秀が負傷離脱中の現在だが、後藤大輝、林祥太郎と競いながらゴールキーパーグループの士気を保ち、チーム力を維持していることは立派。上杉GKコーチとともに結束し、今節対奈良クラブ戦初勝利を挙げるべく長良川のピッチに臨む。

(Text by 後藤勝)

通算対戦成績

J3リーグ 0勝0分3敗/得失点-4
ホーム戦績 0勝0分1敗/得失点-2
アウェイ戦績 0勝0分2敗/得失点-2

直近対戦成績

メンバー

※順位、勝点等は前節終了時点のものです。

FC岐阜

10位 勝点29 [8勝5分7敗(31得点28失点)]

メンバー 警告 出場 得点
1 GK 茂木 秀
982 0
2 DF 岡崎 慎
0 0
4 DF 甲斐 健太郎
1430 1
5 DF 石田 崚真
1788 0
6 MF 北 龍磨
701 0
7 FW 河波 櫻士
146 0
8 MF 荒木 大吾
1758 5
9 FW 山内 寛史
161 1
10 MF 庄司 悦大
1295 0
11 FW 藤岡 浩介
1402 8
14 MF 生地 慶充
391 0
15 FW 上野 輝人
217 0
16 MF 西谷 亮
404 1
17 FW 田口 裕也
1316 10
18 DF 小川 真輝
465 0
19 MF 松本 歩夢
116 1
20 GK 林 祥太郎
0 0
21 MF 青木 拓矢
739 0
22 MF 文 仁柱
1083 0
23 DF 萩野 滉大
416 0
24 FW 粟飯原 尚平
665 3
25 DF 和田 侑樹
0 0
26 DF 羽田 一平
0 0
27 FW 横山 智也
285 0
28 MF 水野 泰輔
0 0
29 DF 野澤 陸
651 0
30 MF 與那覇 航和
0 0
31 GK 上田 智輝
728 0
37 DF 寺阪 尚悟
0 0
38 MF 新垣 貴之
803 1
39 DF 遠藤 元一
211 0
40 MF 川上 竜
1323 0
41 GK 中山 開帆
0 0
47 FW 長井 結矢
0 0
50 GK 後藤 大輝
90 0
65 MF 西堂 久俊
0 0
99 FW イ ヨンジェ
201 0

監督

天野 賢一(暫定)

奈良クラブ

15位 勝点21 [4勝9分7敗(25得点31失点)]

メンバー 警告 出場 得点
1 GK 岡田 慎司
900 0
2 DF 飯田 陸斗
0 0
3 DF 澤田 雄大
1326 0
4 DF 伊勢 渉
264 0
5 DF 鈴木 大誠
1725 0
6 DF 寺島 はるひ
132 0
7 MF 桑島 良汰
171 0
8 MF 堀内 颯人
1684 0
9 FW 酒井 達磨
0 0
10 MF 山本 宗太朗
287 0
11 MF 西田 恵
548 1
13 DF 都並 優太
110 0
14 MF 中島 賢星
1496 1
15 FW パトリック グスタフソン
298 1
17 FW 百田 真登
1544 5
19 FW 松本 ケン チザンガ
0 0
20 MF 國武 勇斗
1372 1
22 DF 生駒 稀生
1542 2
23 DF 小谷 祐喜
267 1
25 MF 神垣 陸
490 0
27 FW 関口 智也
2 0
28 MF 川井 大地
0 0
29 MF 林 克俊
0 0
31 MF 岡田 優希
1605 5
39 MF 嫁阪 翔太
1170 6
40 DF 吉村 弦
132 0
41 MF 森田 凜
37 0
43 MF 田村 亮介
180 2
49 DF 下川 陽太
1618 0
51 GK 関沼 海亜
0 0
96 GK マルク ヴィト
900 0

監督

中田 一三

フォーメーション

チームスタッツ

FC岐阜 項目 奈良クラブ
1.6(5) ゴール 1.3(9)
8.8(18) ドリブル 11.5(9)
16.5(9) クロス 14.9(15)
495.2(5) パス 434.1(8)
1.4(12) インターセプト 1.5(8)
21.5(18) クリア 24.5(11)
16.6(12) タックル 18(5)
9.1(9) シュート 7.8(17)

※試合平均値。( )内はリーグ順位

得点パターン

FC岐阜 項目 奈良クラブ
4
PKから
0
0
セットプレー直接
0
2
セットプレーから
4
2
ドリブルから
3
9
クロスから
5
0
スルーパスから
3
8
30m未満のパスから
5
0
30m以上のパスから
0
3
こぼれ球から
5
3
その他
0

ランキング

FC岐阜

ゴール
田口 裕也 10
藤岡 浩介 8
荒木 大吾 5
粟飯原 尚平 3
甲斐 健太郎 1
アシスト
石田 崚真 7
田口 裕也 4
藤岡 浩介 3
北 龍磨 2
庄司 悦大 1

奈良クラブ

ゴール
嫁阪 翔太 6
岡田 優希 5
百田 真登 5
生駒 稀生 2
田村 亮介 2
アシスト
下川 陽太 5
嫁阪 翔太 3
中島 賢星 3
岡田 優希 2
堀内 颯人 2

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